1300年を支えた柱

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2日目。電車で西の京へ行きました。

最初に薬師寺へ。
西の京駅から何となく道なりに歩いて行くと、写経道場の前あたりに出ます。左手にある玄奘三蔵院の前には蓮の鉢がたくさん。今年は午前中に行けたので、きれいな花を見ることができました。

Yakushiji120100704薬師寺の白鳳伽藍では、東塔内陣の初層公開中でした。遷都1300年記念の、そして長い解体修理に入る前の特別サービス。心して見なければ。
まだ朝早かったからか拝観者もそれほど多くなく、並ぶこともなくゆっくりと見ることができました。
やはり感動的だったのは心柱。おそらく1300年の間には何度かあったであろう天災に耐え、この塔を支えてきたのですよね。うっすらと朱が残り、とても美しいと思いました。
他の柱や組み物なども、とても千年以上の歳月を経てきたとは思えないほど完璧に見えました。昔の建築技術って本当に偉大です。しかし、これからまた永く永く遺すためには、ここらで大メンテナンスが必要なのでしょうね。
天井絵もよく残っていました。宝相華文様というのでしょうか、いかにも奈良時代っぽいエキゾチックな感じのする模様が描かれており、模様の輪郭ははっきりと見て取れます。さすがに色彩はずいぶん薄くなっていますが、それでも、十分に当時の雰囲気を感じ取れるものでした。

塔の修理がはじまる前に、もう一回ぐらい薬師寺に来られるかな。
いや、きっと行くだろうなあ、私。
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(訪問日:2010.7.4)

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桔梗が満開の元興寺

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ならまちの元興寺に行きました。
このお寺ももう何回目でしょう。回数が多いということは、それだけお気に入りということです。

まずは入口正面の極楽堂におまいり。いつもながら、ひんやりとした薄暗い空間に癒される感じがします。私のお気に入りの場所はお堂の裏の縁側で、隣の禅室の壁をぼーっと眺めるのが好きです。お堂とお堂の間の空間にただよう陰影を見ていると、とても落ち着くんですね。
奈良の他のお寺同様、ここもカラリと乾いた感じが心地よいです。こんな雨の日でも、どことなく乾いた感じがします。

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庭に目をやると、たくさん並んで立っている石仏のまわりに、桔梗とハルシャギクがいっぱい咲いていました。こんなに満開のときに来るのは初めて。ちょうど雨が小降りになったので、外に出て何枚か写真をとりました。
お堂の北側にはベニバナの花壇がありました。そういえば堂内の仏さまたちの前に、ベニバナが飾ってあったっけ。

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最後に収蔵庫を見て、外に出たらまた雨脚が強くなっていました。
(訪問日:2010.7.3)

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依水園

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Suimoncho20100703東大寺をひとめぐりして、戒壇院の前から水門町に抜けました。
このあたりって、あまり知られていないと思うのですが、本当に独特の風情があって素敵。品格を感じる家並みが続いています。入江泰吉さんの家も、まだそのままでした。表札もそのまま。
水門町に限らず、古くからある奈良の住宅地はどこも昔ながらの佇まいをよく残しています。やはり空襲に遭っていないことが大きな理由でしょうか。

依水園は、そんな水門町の一角にある大きな庭園です。国の名勝にも指定されている名園で、その存在は以前から知っていましたが、訪問はこれが初めて。
受付で拝観料を払うと、寧楽美術館用の半券の付いたチケットをくれました。古美術品などを展示する美術館が併設されているのです。でもこの日は残念ながら休館でした。

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さて、庭園は大きく2つの部分に分かれていました。前園と呼ばれる西側の部分は江戸時代につくられた庭、東側の後園は明治時代の庭で、どちらも回遊式庭園です。
そんな、2つの異なる時代の庭をくっつけた庭園ですが、とにかくどこを眺めても絵になる美しさでした。絶妙に配置された石や木々やシダ類。依水園との名のごとく、水を主役にした演出。
そして広大な庭なのに、少しの隙もなく手入れされているのがすごい。

Isuien220100703まずは前園。ここだけでも十分見どころ溢れる庭なのですが、後につづく後園のインパクトがとても大きかったため、ちょっと印象が薄くなってしまいました。たぶんさまざまな意匠をこらした名園に違いないと思うのですが。
そして、前園からつづく細い路地を抜けると、急に眼前に後園の大らかな景色が広がります。この景色には思わず顔がほころびました。
何がいいって、大きな池の向こうに見える借景がいいのです。若草山、春日山、御蓋山、そして東大寺の南大門!庭の背景としてぴったりおさまっています。奈良好きにとってはこれ以上ない贅沢な庭です。

この日は雨だったので、山々には霧が流れて幻想的な風情でしたが、青空を背にしても素晴らしいはず。それに紅葉の頃も!
いろんなシチュエーションを楽しんでみたい庭です。
(訪問日:2010.7.3)

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念仏堂

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Nenbutsudo120100703俊乗堂を出ると、やはり雨。なかなか止んでくれそうにもありません。
ふと前を見ると、これまであまり気にとめたことのなかった赤いお堂が見えました。前の扉が一部開いていて、御朱印係のおじさんが座っています。
あれ-、ここって中を見られるのかなあ。そう思ってお堂の周囲でキョロキョロしていたら、ふいに横の建物から出てきたおじさんに、「どうぞどうぞ」と声をかけられてお堂に上がりました。
このお堂、「念仏堂」という名前だそうです。ご本尊は大きな地蔵菩薩坐像で、いかにも平安時代につくられた像らしい、ふっくらとしたお顔。衣の模様も一部残っていました。
ここにこんな立派な仏さまがおられるとは、ちっとも知らなかったなあ。

Jizo20100703さっきのおじさんが色々と説明してくれました。このお堂自体はもともと鎌倉時代に建てられたそうです。昭和30年代に修理されて、柱などの丹が塗り直されたのだそう。でも柱に模様が描かれていたのに気づかず塗ってしまって、ありゃ大失敗だったと言われていました。
念仏堂には無料で自由に入れるためか、古い仏具がなくなることもあるそうです。で、おじさんが自分で買って補充したこともあるのだとか。
元気になるからと言って五鈷杵を握らせてくれたり、とても面白い方でした。でも、時々さらりとおっしゃるダジャレには、なかなか気づくことができずすいませんでした(笑)。
(訪問日:2010.7.3)

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重源さんに会いに

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この日はとにかく雨、雨でした。
ときどき激しく降るので、東大寺では南大門や中門など、いろんな場所で雨宿りをしながら歩きました。こんな土砂降りの日でも、参道は観光客と修学旅行生と鹿でいっぱい。色とりどりの傘の花を眺めながら、小降りになるのを待ちました。

Todaiji220100703Todaiji320100703雨の日の観光は大変ですが、お寺めぐりをするのには悪いばかりでもありません。石畳や木々の緑は深みを増し、雨の日ならではの情緒を醸し出します。
大仏殿の東側にある、通称「猫段」と呼ばれる石段(ここで転ぶと猫になっちゃうそうです)は以前から好きな場所ですが、この日はことさらいい雰囲気でした。傘を小脇に抱えつつ、写真をぱちり。

Todaiji420100703お目当ての俊乗堂は、この猫段を上がった先の、国宝の鐘楼などがあるエリアにあります。
ここまで来ると、大仏殿前の賑わいが嘘のような静けさ。この界隈にはお土産や鹿せんべいなどを売る店も何軒かあるのですが、まるで違和感なく風景に溶け込んでいます。

俊乗堂のご本尊は俊乗坊重源像です。普段は秘仏で、通常は年に2日だけの公開ですが、今年は三月堂の改修に伴って特別に長く公開されています。重源さんは平安時代末期に焼き討ちにあって荒廃した東大寺を復興した中興の祖。勧進職として幾多の苦難を乗り越え、大仏殿を再建したお方です。
その尊像は、一目で生前の人柄が偲ばれるほど表情豊かで、彩色も比較的よく残っていてリアル。ちょっと見た感じは飄々としたおじいちゃんですが、その眼にはドキッとするような鋭さがありました。
以前、奈良国立博物館の重源展でも一度拝見したことがありましたが、お堂で見るとずいぶん雰囲気が違って感じました。やはり東大寺におられる方が迫力が増すようです。

このお堂には他にも仏像が2躯祀られています。重源像の左側には愛染明王像、右側は快慶作の阿弥陀如来像。とくに阿弥陀さまは特筆すべき美しさでした。鈍く光る衣の金泥と、穏やかで上品な表情にうっとり。このとき堂内には5人ほどの拝観者がいましたが、みんなこの阿弥陀さまにノックアウトされている様子でした。
(訪問日:2010.7.3)

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植桜楓之碑

Kofukuji120100703

7月3日~4日、梅雨まっただ中に奈良を訪れました。
この日いちばんの目的は、東大寺三月堂が改修中のあいだ、代わりに公開されている俊乗堂に行くことでしたが、東大寺へ行く途中、興福寺にちょっと寄り道。最近読んだ本で知った、とある碑を見てみたかったのです。

Kofukuji220100703その碑は猿沢池畔の五十二段を上りきった先、興福寺境内に入ってすぐ左にある「植桜楓之碑」というもの。幕末に奈良奉行をつとめていた川路聖謨(かわじとしあきら)が、住民に呼びかけて東大寺と興福寺を中心に桜と楓数千株を植樹したことを記念して建立されたもので、聖謨自身がしたためた文章が刻まれています。
それは大きく端折って書けばこんな感じです。

古都奈良には多く古からのものが残り、景観も美しい。東大寺と興福寺の二大刹には宝暦年間に千株の桜が植えられたというが、今では多くが枯れてしまった。そのため住民の楽しみのため、また遠方から来遊する人々のために、ここにまた桜や楓を植える。しかしまた歳月が経てば枯れてしまうかもしれないので、そのときは後世の人たちがこれを補ってください。そうすれば、この楽しみはいつまでもつづくだろう。

これまで目にとめたことすらなかった石碑ですが、さりげなく感動的なことが書いてあるではないですか。
1300年前からいくつもの時代を経てなお、現代の私たちが奈良を美しいと思うことができるのは、それぞれの時代に生きた奈良の人々の、こうした思いのリレーがあったからなのでしょう。

興福寺の境内では、中金堂の再建が本格的に始動していました。落慶は平成30年だそうです。またひとつ、“あおによし奈良の都”がよみがえるのですね。
(訪問日:2010.7.3)

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東大寺早朝散歩

Chisokuin20100504いまさらですが、5月の旅行記3日目。

今日も早起きに成功したので、朝6時、一人でこっそり部屋を出て散歩に出かけました。
宿泊していたホテル「奈良倶楽部」さんの場所は、東大寺の裏手の住宅街のなか。閑静な街並みを抜け、ちょっと歩くとすぐに正倉院の横に出ます。こんなところに住めたら散歩が日課になるだろうという最高の立地です。

東大寺まで行く予定ですが、途中、知足院に寄り道しました。天然記念物の奈良八重桜で有名な東大寺の塔頭です。奈良八重桜はちょうど今ごろが花の時期。咲いているかなあ。
知足院は東大寺の北のはずれにあって、観光客がなかなか足をのばさない場所です。私も来たのは初めて。でも、行かないと損をする!ってぐらい素敵な場所でした。
石段から上を見上げると、古色をまとった土塀と門がありました。かの志賀直哉は「(奈良は)名画の残欠が美しいように美しい」と言ったそうですが、まさにそんな感じです。
Naranoyaezakura20100504気持ちの高揚を感じつつ、石段を上がり、門をくぐると、一段高いところに端正なお堂が建っていました。物静かだけれど堅苦しくはなく、ゆっくりと語りかけてくるようなお堂です。
さて、八重桜はどこだろう?少しうろうろしてみたら、本堂からはちょっと離れた場所にありました。でも実は、この地で発見されたという原木は昨年倒れてしまったそう。この木は原木の枝を接いだものなのかもしれません。

Todaiji220100504東大寺では、講堂跡や大仏池の周辺をひとめぐり。誰も歩いていなくて、広大な境内がますます広く感じられます。空気は朝特有の冷気をまとい、薄くかかった靄に反射する光の量が時間とともに増していきました。
ときどき鹿に出くわします。ちょうど換毛の季節なDaibutsuike20100504_2のか、毛がボサボサでした。もう少しすると、きれいな鹿の子模様が見られるようになるのでしょう。

散歩から帰ると朝食の時間でした。奈良倶楽部さんの朝食は素敵です。ワンプレートにキッシュやサラダ、ソーセージ、フルーツなどがおしゃれにのせられ、美味しいパンとジャムもうれしい。ここに泊まられる方ってリピーターが多いんじゃないかなあと思います。

この日のメインイベントは奈良国立博物館で開催中の「大遣唐使展」を観ることだったのですが、この展覧会は本当にすごくて、とても短い文章で言い表すことはできません。というか、観光客が限られた時間で見ようなんて思うのは無理。たぶん3回ぐらい行かなくては満足しないと思います。
それにもう終わってしまった展覧会なので、くわしく書くのはやめておきます。

さて、今回も充実の奈良旅でした。友人たちと奈良に来るのもすっかり恒例、次回の3人旅は秋頃になりそうです。
(訪問日:2010.5.4)


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GWの奈良2日目のこと

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旅の2日目をまとめました。ほとんど写真を撮ってないので文章ばっかりですが。

朝食後早々にチェックアウトし、奈良市内へ向かいました。昼前までにレンタカーを奈良店に返さなくちゃ!
飛鳥から奈良市内までは1時間弱と聞いてはいたものの、連休中だし渋滞が心配でした。でも、朝早かったからか車の流れはスムーズ。国道24号をすいすい北上し、イトーヨーカ堂の横をぐるりと右折するときには平城宮跡の大極殿がバッチリ見えました。
思いのほか早く着けそうだったので、レンタカー屋さんに直行するのはやめて、その前に今日の宿(奈良倶楽部さん)に荷物を置きに行くことに。途中、転害門の手前では萬林堂さんに寄り、またまたラムネをゲット。このラムネ、友人たちにも大好評で今回は予約していたのですが、おばちゃんは忘れてたみたいでした(でもぜんぜん憎めないおばちゃんなんだなー)。

さて車を返して、さっそく平城宮跡に行こうとJR奈良駅のシャトルバス乗り場へ行きました。しかし!長蛇の列を一目見てあきらめ、近鉄奈良駅から電車で行くことに。車窓から見る宮跡も、朱雀門付近には行列ができていて、これを見た時点で体験系のことは今回は無理だと早くもあきらめムード。
この分では昼ご飯にもありつける保証はないということで、西大寺駅構内のタイムズプレイス西大寺でお弁当を物色するもめぼしいものはなく、やっと1テーブル空いていたパン屋さん併設のカフェで、ちょっと早めのランチ(パンとジュース)をとったのでした。

平城宮跡へは大極殿側から入りました。まじめに朱雀門側へ廻られていた方々が多かったですが、踏切を渡るだけでも大変そうでしたから。でも、どっちから入ろうと、結局見どころの大極殿も歴史館も遣唐使船も、行列に恐れをなして外から眺めただけだったのですが。
Heijokyo320100503唯一入ったのは、せんとくん公式グッズショップ。友人たちは、なぜかせんとくんのファンでして、いろいろお土産を物色していました。私も個数限定発売につられて、せんとくんフィギュアのカプセルを買っちゃいましたよ。それと、入口付近にあったせんとくんプリクラを記念に撮りました。プリクラって好きなんですよね。画素数が少ないというかボケてるというか、細かいところが写らないので若く見えます。
写真は天平行列に参加した人たち。私たちではありません!

さて、天気はこれ以上ないくらいの晴れで、このままこの原っぱをウロウロしていたら熱中症になりそうに思えるくらいだったので、ここは早めに切り上げて近くの法華寺と海龍王寺に行くことにしました。法華寺へは宮跡東側の目立たない細道を突っ切るのが近道。こういうときだけ友人たちからほめられます。

Keika20100503それで法華寺ですが、正直なところこの日に行ったのはハズレだったかもしれません…。境内では何やらポップス系男性シンガーのコンサートがあっていて、うーん、えーと、はっきり申し上げてお寺の雰囲気台無し(笑)。
本堂の中も人でごった返していて、とてもゆっくり仏さまを拝する雰囲気ではありませんでした。友人たちは初法華寺だというのに、マイナスイメージを抱かせてしまったかもです。
唯一、私的にちょっとした発見だったのは、法華寺の華樂園にあの瓊花(けいか)が咲いていたこと。唐招提寺にしかないと思っていたのに、ここで見ることができてラッキーでした。

法華寺にちょっとがっかりした友人たちでしたが、次に行った海龍王寺はかなり気に入ってくれたようでした。ここも今までこんな状態見たことないというような混雑でしたが、お堂も境内も比較的静寂が保たれており、ご開帳中の本尊十一面観音像を心静かに見つめる余裕はありました。
奉納されていたお酒の熨斗に直筆で“みうらじゅん”と書かれているのを見て、異様に興奮していた友人たち…。

その後、西大寺まで戻ってティータイム。前々から気になっていた西大寺門前の洋菓子店ガトー・ド・ボワへ。奈良でも相当人気のあるお店だと聞いてましたが、案の定店の前は行列。平城宮跡では並ばなかったくせに、ここでは並ぶ私たち。20分ほど待ったでしょうか、席に案内されてケーキセットをいただきました。権威あるコンテストで賞をとったこともあるというこのお店のケーキ。さすがの美味しさでした!

夕食までは奈良町を散策しました。散策といってもメインはお土産あさりだったりするわけで…。友人たちがねらっていたのはsisiというバッグ屋さんのバッグ。インドネシアと奈良にしかお店がないそうです。行ってみたら確かに可愛い柄の手提げバッグがたくさん!値段もまあ手頃といえば手頃だったので、私もひとつ買ってみました。なかなかお気に入りです。バッグといえば、東向き商店街の麻布おかいさんでも茶色の肩にかけるバッグを衝動買いしちゃったんですよねー。あとはいつもの遊中川さんなど。
そうそう、せんとくんファンの友人は、町中に張ってあるせんとくんのポスター(鹿と一緒に若草山で深呼吸してるやつ)を相当欲しがっていて、観光案内所に尋ねましたがもらえず、かといって黙って剥がせそうな場所もなく、かなり悔しがっていました(笑)

夕食は以前も行ったアルテ館のビストロLe Petit Parisへ。フレンチをカジュアルにいただける感じの良いお店で、すっかり私たちのお気に入りです。
(訪問日:2010.5.3)

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稲淵早朝散歩

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Inabuchi220100503Inabuchi320100503祝戸荘に泊まった翌朝、5時半ごろ一人でゴソゴソ起き出して、早朝散歩に出かけました。朝にめっぽう弱い私にしては珍しいことです。それだけこの機会を逃してはいけないという思いが強かったのでしょう。

宿を一歩出ただけで、目の前に広がるさわやかな景色に、思わず深呼吸したくなりました。朝の稲淵はまた格別です。まだ明るくなりきっていないなか、山の方からうっすらと差し込む朝日、ひんやりとした空気。たまにしか思い出さない「早起きは三文の徳」って言葉が頭に浮かびましたよ。

Inabuchi420100503Inabuchi5201005031ヶ月前に来たときとは微妙に棚田の様子も変わっていました。れんげは終わり、そのかわり畦の草花が伸びています。アザミやスイバなど何てことない雑草も、集まって生えていると可憐なブーケですね。
(訪問日:2010.5.3)
写真はクリックすると少し大きなサイズで見られます。

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飛鳥で古代食を食べる

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この日の宿は明日香村の祝戸荘というところ。とにかく場所が最高です。石舞台古墳から稲淵方向に10分ほど歩いた山の斜面にあって、稲淵の棚田が一望に見渡せます。
もともとは研修施設とのことで、部屋はすべて離れでゆったり過ごせます。それで、その部屋がまた広い!3人で泊まるには広すぎて、どこに居たらいいのかソワソワするほどでした。

夕食は食堂で、他のお客さんと一緒に食べます。メニューは予約時に選ぶのですが、私たちは名物の古代食(万葉あすか葉盛御膳)をチョイス。飛鳥時代の人が食べていたであろう食事を藤原京から出土した木簡をもとに再現し、現代風に遊び心を加えてアレンジしたものです。
葉っぱに盛られていて、それらしい感じ!鴨肉や帆立貝柱のウニ和え、とこ鮑など、なかなか豪華です。当時の人が全員こんな豪華な食事をとっていたはずはないので、これは宮廷料理ということになるらしいです。
実は私、正直言ってそれほどこの料理に期待していなかったんです。味を追求するより、体験することに意義がある料理かと思っていましたが・・・裏切られました!すごくおいしかったんです。味付けが上手なんでしょうね。完食いたしました。
メニューの一品として、あの古代のチーズ「蘇」もついていまして、私は「蘇」初体験。味噌のようなキャラメルのようなお味で、思っていたより柔らかかったです。
また、濁り酒ももれなくついていて、調子に乗って猪口に3杯も飲んでしまったため、食後しばらくは部屋でひっくり返っていました。

祝戸荘は1泊2食付きで古代食コースの場合1人10,000円ぐらい。布団を敷いたりするのはセルフですが、お部屋の快適さや絶好のロケーションを考えればお手頃だと思います。
ただ、部屋に殺虫剤が常備してあったところをみると、夏場はいろいろと出るのかもしれません。
(訪問日:2010.5.2)

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